釣ったヤマメと忌まわしい寄生虫のお話

昨日●君が日田まで行って釣って来てくれた解禁直後のヤマメ塩焼きにして、美味しく頂きました。


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渓流釣りが好きな方であれば、ご存知かもしれませんがヤマメの天然ものや放流されたものには、いろいろな寄生虫がいます。



ヤマメはエサ釣りはもちろんのこと、ルアーやフライフィッシング(毛バリ)の対象魚にもなっていて、水生昆虫やミミズ、サワガニやアブラハヤなどの小魚などをも食べる食性の魚なのです。



サワガニには、肺吸虫という寄生虫がいて、これを食べたヤマメは当然肺吸虫が体の中に潜んでいる中間宿主になります。



しかもタチが悪いことに、この寄生虫の症状はサバに棲息するようなアニサキスの様にすぐには発症せずに、数年後あるいは15年後ぐらいに発症し、最悪死に至ると言うことを釣り仲間から聞いたことがあります。



川魚の寄生虫はこれだけではなく、肝吸虫と呼ばれる肝臓ジストマ日本顎口虫横川吸虫広節裂頭条虫・・・などがいます。



吸虫のことをジストマといいます



肝臓ジストマはタニシやカワニナによくいる寄生虫で、これを食べると肝硬変になるといわれる恐ろしい寄生虫で、かの有名な魯山人が命を落としたのも肝臓ジストマが原因だったことは広く知られています。


この肝臓ジストマはマイナス20度の冷凍庫で20時間以上保存するか、よく過熱しない限り、家庭用の酢ぐらいでは死なない寄生虫であることは知っておくべきです。



また、横川吸虫は下痢を起こす程度で、稀に慢性カタル性腸炎になる患者もいて、博多の春の風物詩の一つであるシラウオに多くみられる寄生虫なのです。



魚屋さんなどでビニールに酸素を入れて膨らませた状態で1000円ぐらいで売られていますが、「踊り食い」は出来ればやめておいた方が良いと思います。



広節裂頭条虫は人体に入ると、最大10メートルにも達し、大便をするときに10メートルの寄生虫が肛門から出てきた!などという気持ち悪い寄生虫です。



最悪なのは日本顎口虫で、多くの川魚の体内に潜み、人間が食べても成虫になれずに幼虫のままなのですが、この幼虫がとんでもないヤツで、胃を突き破り、肝臓に達した後に、体中を縦横無尽に移動するという厄介な寄生虫なのです。



幼虫が体を動き回るだけではなく、皮膚の近くに移動するとミミズ腫れになったりコブができるらしいのですが、薬を塗ったら移動してしまうだけで幼虫は死にません。


更にこの日本顎口虫が目に移動すると、目が失明したり、腸に移動すると腸閉塞になったり、脳に達して脳障害を引き起こした事例もあるそうです。


この顎口虫はライギョやタイワンドジョウに棲息するので、ライギョの刺身は絶対に食べない方が無難ですし、東南アジアや中国ではライギョの刺身が旅行客に出されることがありますから、要注意です。



ヤマメと言えば「背ごし」を食べたいのですが、寄生虫のことを考えると生食はしない方が良いと思います。



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※ 山奥の川魚専門店ではプールのようなところに水を引いて、人工のエサを与えてヤマメを育てるので寄生虫がいる可能性は極めて少ないため「背ごし」で食べられるのです。



余談ですが、妻と結婚したばかりの頃、英彦山の麓にある川魚専門店で食べたヤマメの唐揚げの旨かったことが脳裏に焼きついています。


その時はお客が多くて、釣りで言えば小さな放流サイズのヤマメしか残っていなかったので、店主に頼んで唐揚げにしてもらったんです。


アツアツのヤマメの唐揚げをもう一度食べたい!!





























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まとめ

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